【店舗空間ディレクション】W&Co.
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「W&Co.」さんの店舗改装のディレクションをさせていただきました。
もともとおしゃれなドライフラワー専門店をしてこられていましたが、ライフスタイルを提案するショップとして生まれ変わりました。


バックヤードとを仕切るパーテーションは鎧張りにして、室内だけど外っぽい感じにしました。クリスマスリースやしめ縄リースが飾られるとより良い感じになりますね。

花たちと古材が絶妙にマッチしています。当社が譲渡会で出していた猫脚テーブルをタイミングよくW&Co.さんが見つけてくださり、今回の改装のお話へとつながりました。ありがたいご縁です。他にもアンティークな什器をご購入いただきました。私としてもお気に入りのものたちだったので、こうして身近な場所で新たな役割を担ってくれて嬉しい限りです。


カウンター背面はロゴの壁になりました。ロンドンからやってきたおしゃれ塗料は深みがあり、何層にも重なる風合いのような、なんとも言えない味わいです。

扉やドアノブは施主さんがセレクトされた一品。廃校の理科室を利用した店舗ということで、多少の制約があったりして、この扉も開口枠に合わせてカットしたり、必要なところは木を貼ったりして使っています。


理科室の隣の理科準備室。素敵なアイテムがズラッと並んでいます。両サイドの棚の上にライトを仕込んで間接照明にしています。ディスプレイされた椅子が立体的に浮かび上がっていていい感じです。

中央のテーブル。これは100年モノのアメリカの製図台を使ってくださいました。あちらのカーペンター達が現場で図面を広げるために使っていたと、アンティークショップの方が教えてくださいました。時を超え、海を越え、今ここにあることが何とも風流でございます。

玄関の外から見ると扉が白いですね。欧米の扉はDIYで塗り替えられていることが多いらしく、この扉ももともと何色だったのでしょうか。自分なりに考えて、茶色かった扉が後に白く塗られたというストーリーだと想像し、補修箇所に貼った新材はアンティーク塗装で茶色く塗りました。

今回も施主さんや職人さんに支えられ、無事に完成させることができました。いつも思いますが本当に私は周りの方に恵まれています。ありがとうございます!!
最後にビフォーの写真を少々。
