鳥取駅周辺夜間景観形成
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鳥取駅周辺夜間景観形成業務のデザインをさせていただきました。
「鳥取らしさに光をあてよう」をコンセプトとして、光が運ぶ季節や砂丘に舞い降りるおしどりを鳥取らしく表現できるよう心がけて取り組みました。
手前の大きな文字は鳥取砂丘の砂を吹きつけた文字です。訪れる方の目印や記念写真スポットとして活躍してくれると嬉しいです。実はここは素敵な植栽が美しくデザインされているところで、そこにお邪魔させていただく形で設置させてもらいました。
土を掘り返すことに抵抗を感じましたが、春から夏になるとまた元気に植物たちが育ってきてくれると思います。その時にこの砂文字がうまく調和してくれるといいなと願っています。
奥に見えるのはおしどりアーチ。青く光るつがいのおしどりが仲良く砂丘に舞い降りるようなイメージと、内部のピンク色で鳥取や鳥取市民を包む優しさを表しています(写真ではわかりにくいですね。。)
少し誇張して写真を撮っているのですが、、、けやきのライトアップは15分ごとに春夏秋冬を表す色に変わります。西から東に流れるように変わることで季節の移ろいや風を表現しています。1時間滞在してもらうとそれぞれの季節を楽しんでいただけるかと思います。
写真は冬の色になっているときのものです。全色撮りたかったのですが寒くて寒くて。。。
足元の青色のライトは日本海の波を表現しています。光が動くことで波打ち際を表現しています。なかなか意図した通りの動きにするのは難しいものですが、少しでもここを楽しんで歩いてくれる人が増えるといいなと願いながらデザインしました。
私は10代の頃に都会への憧れから鳥取を飛び出したクチなのですが、 今40代となり、この地で生活し子育てをする中で、魅力ある街を次の世代へ残したいと思うようになりました。愛すべき街、帰ってきたくなる街、そんな愛郷の一瞬に立ち会えるような今回の業務をさせていただき大変光栄でした。力不足の私をフォローして下さった市の職員の方や関連業者の皆様に感謝申し上げます。