NeoAnticos
NeoAnticos

店舗デザイン【フォトスタジオ】

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鳥取県倉吉市のJR倉吉駅近くに移転された【photo produce GIVESEED】さん。その店舗前のデザインとディレクションをさせていただきました。心を写すカメラマン「写心家」の大塚健一朗さんが代表を勤められるフォトスタジオです。 

たくさんの方がこの階段を登り、素晴らしい瞬間をカメラに宿し、晴れやかな気持ちで帰りの扉を開ける。

今回、自分の中にこのようなテーマを持って臨みました。

「レンズの向こう ギブシードの世界へ共に」

この階段を見たときに、昔見たことのある蛇腹のカメラ(スプリングカメラって言うんですか)が思い浮かんできました。そのイメージを全体として踏襲したようなデザインを目指しました。レトロなカメラのイラスト、入り口はフィルムの世界へ飛び込むイメージ。

帰りのお客様や道ゆく人がこの白い壁をバックに記念撮影できるよう、人が入る余白を持たせてレイアウトしました。

 

 

 

 

凸凹な表面の壁に丁寧にイラストを描いてもらいました。看板屋さんによる職人技が光ります。
カメラのイラストの中に我がNeoAnticosの名前が。。これはギブシードさんの粋な計らいによるもので、「せっかくなんでコラボしましょう!」
と。本当にありがとうございます!大事なお店の正面に入れさせていただけるなんて、光栄至極です。

 

 

 

 

古びたステンレスの建具でしたが、格子を取り付け、メタル調の銀黒カラーに。抑えめの艶で高級感を出しました。全体としてモノクロなデザインですが、現状のグレーの壁の色を意識しながら、のっぺりとしないように、色だけでなくツヤ感や質感でグラデーションを出し、奥行き感や深みが出るように考えました。

郵便受けは敢えて何もしないと言う私なりの「遊び心」。キメキメのカッコ良さではなくて、少し外したゆるカッコいい感じでしょうか。
どんな場面でも「外す」と言うことを意識しています。「しない」と言うことを「する」のはちょっと勇気がいりますね--;

 

 

 

「心を写す、目の前の人を幸せにする為に」を意味するようなメッセージを入れさせていただきました。文法違ってたらすいません。。

今回もクライアントさんに助けられ、見守られ、職人さんの力を借りて、1つのカタチにすることができました。

ありがとうございました!!