店鋪デザイン【エステサロン】
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鳥取県中部に位置する倉吉市は歴史ある街並みにレトロな建物が多く残っています。その中のバス通りに面した、とある模型屋さんをエステサロンへとリノベーションしました!お店の名前は【Cuora(クオラ)】さん。まずは完成後の写真から。
そして下の写真が改装前。模型屋さんだけあって、店内のいたるところにモデルガンのBB弾が無数に落ちていました。
奥に見えるアンティークな椅子。これはクライアントさんのお気に入りアイテムで、前のお店から大切に使われてきた物。この他にも同じテイストの鏡台などもお持ちだったので、これらを活かした空間にしましょうと提案させていただきました。
南フランスの空間を意識しながら、各所にアンティークテイストを盛り込んで行きました。壁は漆喰、天井は模型店のレトロなクロスをそのまま白色に。そして最もこだわったのが床。シルバーグレーの中に黒っぽさと緑っぽさのグラデーションを作りました。
スイッチはアメリカン。ヨーロッパ一色ではなく、全体的なテーマの中にクライアントさんの雰囲気や人柄などを考慮して、少しの遊び(笑)も入れさせてもらいました。
シャンデリアなどの照明にもこだわりました。きらびやかな装飾のものを避けて、落ち着いた物を選びました。
トイレも激変ポイントです。和式トイレから洋式トイレに。
エステルームを出ると土間になっていて、そこが手作り作家さんによるアクセサリーや雑貨、服などを販売するスペースになっています。この空間の主役はモノですが、モノで雑多な雰囲気にならないよう、空間がモノ達を引き立てるように気を配りました。
エステスペースとの間には間仕切り壁を新設。扉にはフランス製のアンティークドアを使いました。FIXの窓の向こうにはエステルームが見えていますが、施述中はカーテンを閉めることで完全プライベートな空間になります。
ショーウィンドウの棚は年代物の堅木をランダムに組み合わせたパッチワーク。
雑貨たちがひとつの空間に溶け込みながらも主張していますでしょうか?狙い通りになっていたら嬉しいのですが。
模型店にあった備え付けの棚をそのまま残し、自然食品、フライヤー、メニュー表などのための棚として生まれ変わりました。
エステ中は一時的に入店できなくなります。営業中だけど入店できない事をお知らせするための立て看板が玄関のドア前に置かれる事になります。
外観の木製壁は模型店からの名残をそのままに。とても味のあるものでしたので、これは是非活かしたかったポイントです。立体文字をつける事でさらに印象的な壁となりました。
新しく取り付けた玄関の建具は店内のフランス製扉のデザインをモチーフにしたデザイン。アンティーク調にペイントしました。
OPEN看板にも古材を使い、レーザー彫刻したものに無塗装のアイアンハンドルを取り付けました。時間とともにサビが育ち、さらにアンティークな雰囲気へと変わるはずです。裏返すとCLOSEDの文字が出てきます。
テントが貼ってあったと思われる錆びた骨組みはそのままにし、吊るし看板をつけました。白い壁と赤茶けたフレームのコントラストで雰囲気UPです。
今回もたくさんの方にご協力いただきながら、素敵な空間ができたと思います。クライアントさんやそのお客様にとっての最高の癒しの場所になったら嬉しく思います。
ネオアンティコスをご指名いただきありがとうございました!
ここからはBeforeの画像をお送りします。よろしければご覧ください。
雪降る1月頃から準備を進めてきました。
ショーウィンドウ付近の様子。謎の水洗がその後、商品棚に生まれ変わります。
モデルガンのポスターがカッコ良かったです。ここに付いている棚板はバックヤードの床になったり、アクセサリースペースのカウンターになったり。次なる生き方を与えられる事になります。
この天井を見たときに「これは生きる!」と思いました。ここだけは剥がさないでくださいと解体屋さんにお願いしたのです。ちなみに電気のブレーカーもそのままの状態で残しています。
アフターの画像と比べて見ると面白いですヨ。全く同じものでもこんなに違って見えるんですね。
ここには鏡台が来る事になります。磨りガラスをそのまま利用し、柔らかい光が差し込む窓辺でお客様がメイク直しをしていただけます。
昔懐かしの段違いトイレ。洋風便座に生まれ変わります。
玄関の建具。これもアンティークな木製扉に取り替えます。
いかがでしたでしょうか?今回は物件選びのお手伝いから始まり、内装、外装、什器のデザイン、陳列や空間デザインまでワンストップで行います。今後もお客様によろこんでいただける様な空間作りを目指していきます。
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