店舗デザイン【コッペパン専門店】
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コッペパン専門店【ララコッペ】さんの店舗デザインを任せていただきました。空間デザインの他にもロゴマークデザインなどのアートワーク、そしてありがたいことに店名の名付け親にもならせていただきました。
コッペパン専門店だと伺って、しかも名前がまだ決まっていないということだったので、僭越ながらご提案したところ、採用いただきました。コッペパンを食べる時って大きな口を開けると思うのですが、その姿を想像した時、まるでマイクを持って歌っているようだと思い、ラララと口を開けているイメージから「ララコッペ」と提案させていただきました。
外観は白をベースにして、所々にグリーンとビンテージ感のあるアイテムを配置しました。手前にあるのは古い脚立と箱を改造したメールボックス。ユーカリの木はサビサビのオイル缶。格子はビンテージ塗装をしてみました。
古民家の床をメイン材料に、カウンターを作りました。これは制作途中の画像で、少し寂しげな感じもしますが完成後にはカバンを置く台や関連商品を並べる棚も取り付け、オープンした現在はとても賑やかで温かみのあるカウンターになっています。ブリキの缶に植えた植物などの装飾もトータルでコーディネートさせてもらいました。
コッペパンが積まれたようなデザインを壁に付けて、現状の照明の下に配置。店先にあった枕木のベンチを店内に運び込んで注文をしたお客さん用の待合スペースに。フェイクグリーンでアクセントを加えました。ここをバックにラララーと歌うように食べてもらい、写真などを撮ってもらえたら嬉しいなと思いながら一面をデザインしました。
窓辺には古材の長テーブルと古材を使ったスツール。足場板とダクタイルキャスターを使った鉢カバーを。
床も改装前の汚れや傷を残したビンテージ感のある色使いにしました。周りの什器たちとの調和も取れたかなと思います。
テーブルとセットのスツールの天板は古民家の床。かなり良い木で、座るとしっとりと歴史を感じられる。。はずです(笑)昔の学校にあったやつみたいなイメージで作りました。
アイアンのパン陳列棚が壁を飾っています。画像右上の火打(横向きの木材)にもビンテージ塗装をしました。普通の木肌だったのですが、脱色をしてから何度かステインをまばらに塗り、削って傷を付けたりしながら古めかしさを出してみました。
中に敷き詰めた板は一枚ずつ塗り方を分けて、縦張りのコントラストを際立たせるような作りにしました。オープン前の画像なので寂しげですが、パンが並ぶととってもいい感じでした。パンが乗るということで、きれい目な木材を使って清潔感を出しました。
壁の角を利用してイートインスペースへの案内表示を付けました。どこから見ても見えることと、ちょっとした遊び心で矢印をポキっと折っています。
トイレへの案内もポキっと折れて、さり気なく曲がってくださいアピールを。
つたないパースですが、着工前に完成予想イメージも作ります。下手くそで恥ずかしいけど一応記念にアップを。。。